アップルの4年間
「投資18番ブログ」さんが「アップルの驚異的な収益構造の変化」という記事を書かれていました。非常にわかりやすくまとめておられますので必見です。なお、そこでは書かれていませんので、営業CFの推移を補足しておきます。
- | 営業CF |
2006 | 2,220 |
2007 | 5,470 |
2008 | 9,596 |
2009 | 10,159 |
ちなみに、アップルは、モバイル広告とソーシャルゲームという新事業領域に、これから進出するのであり、本格的飛躍は、これからなのです。
「ウェブを未来へ導くソーシャルゲームの力」の中で、湯川鶴章氏は、こう書いています。
今までのインターネットは「巨大な図書館」だった。ところがソーシャルメディアの普及でネットは今「巨大な公民館」になろうとしている。(略)
こうした少額決済手段や仮想通貨が普及すれば、パソコンを使ったウェブ上でなかなか構築できなかったコンテンツの少額課金の仕組みが普及する可能性が出てくる。
一般ユーザーの間でのソーシャルメディアの普及と、ペイメントの仕組みの普及ー。これがソーシャルゲームが果たすかもしれないウェブ進化の未来に対する貢献の可能性である。
また、こういう記事も。
この驚くべき先見の明によって、アップルはインテルや Qualcomm、nVidia との激しい競争において敏捷に動き、行動に出ることができるのだ。基本的にアップルは、CPU をコモディティーとして扱い、そのことによって「自社製造か購入か」という戦略を自由に選べ、サプライヤーに対しては強力な支配力を行使し、長期的には自らのプラットフォームに後光を与えることが可能になるのだ。(「アップルはなぜ Objective-C にこだわるのか」)
さすがに、ほんとかなあ。
しかし、ずいぶん昔に、アップルが、safariを発表したときに、IEが覇権を取って決まりの今,一体何を考えているんだろう。と思ったものでしたが、今となってはわかります。こんな経験は、1度や2度ではない。とにかく、ずいぶんと先を見ているのだ。
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