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2007.03.03

安心と迷いと

 前回、及び前々回の投稿でいただいたコメントには、「なるほど」と考えさせられました。ありがとうございます。回答は、なかなか難しく、これからの投稿の中で、ということにさせていただきたいのです。今回は、少しだけ、私の投資スタンスを、改めて書きたいと思います。

 私の理想とする投資スタイルは、何度も書いているとおり「ゴリラ投資」です(もっとも、私自身、発展途上なので、過去の投稿との間に変化があります。)。
 具体的な銘柄選択要素としては、
 
1)ゴリラ企業の要素を備えている。
2)営業CFがプラスで増え続けていること。
3)フリーCFが、プラス。
4)利益の質がわかりやすい。(ビジネスモデルが明確)
5)経営者の顔が見える。

 等々が、《最低条件》としてあげられるかと思います。
 イメージとしてはバフェットのコカコーラのように、一生に、2〜3銘柄で十分だと思います。
 ただ、現在は、それに値する銘柄は、発掘できていません。
 
 今は、原資作りに励みながら、ゴリラ発掘を勤しんでいます。
 私の主力銘柄、リサ・パートナーズフィンテックグローバルは、原資作りの手段と考えており、長期保有ということにはならないだろうと思います(上記の条件の殆どを満たしていません)。
 
 利益の質に関して、リサ・パートナーズフィンテックグローバルは、他の流動化銘柄と言われるものと違うかな、と思っています。定性的なところで、安心を保っています。今のところは「安心」かな、と。
 
 同業種は多いのに、地銀信金から、ここまで頼られているのは、リサだけです。このことは、PER水準よりも、よっぽど大切な要素だと考えます。
 資産バリューという言葉がありますが、貸借対照表に載っているのは、お金や土地など、企業にとって重要性の低いものであり、本当に重要な、社会的信用、経営者の質、従業員の質、忠実な顧客、ビジネスモデル、そのようなものは、一番に大切な資産であるに関わらず貸借対照表に載っていません。ですから、資産バリュー株といわれる企業を見てみると、つまらない企業であることが多いです。数字だけではなく、貸借対照表に載せるべき重要な資産をイメージするべきでしょう。
 収益バリュー株については、更に同様です。利益の質を考えずして、低PER株がそれほどいい投資先でしょうか?
 
 財務諸表は企業の通信簿であり、投資先を判断する重要な要素ですが、中学生ですら、期末テスト対策だけをやっていれば、実力以上に通信簿の数字をあげることも可能です。
 
 とはいえ、定性的な面は、主観が入り、個人投資家には分からないことが多いです。ですから、数字も無視できません。
 フージャースコーポレーションも含めて、これらの銘柄に共通しているのは、営業CFがマイナスということです。企業は、「キャッシュを稼いでナンボ」です。損益計算書上の《利益》が、いくら伸びていても、そんなものは、机上の数字にすぎません。営業CFがマイナスであれば、常に外部からの資金調達を必要とします。企業が成長している割には、株価が伸びていない、個人投資家が報われていない、ということが、頻繁です。
 営業CFがマイナスの企業は、よっぽどの確信がなければ、買ってはならないと考えています。そういう意味で、魅力的だが、危険一杯、だと思っています。ただ、アーリーステージ企業は、ほとんど、営業CFはマイナスですので、その後の道筋が見えていれば、話は違いますが。
 
 今回、フージャースコーポレーションについて、書きたかったのは、現状の不安要素だけのことではなく、(結果として、成長が続くかもしれないが)この銘柄は、決して「安心銘柄」ではないということです。
 リサ・パートナーズフィンテックグローバルについても、このような兆候が少しでも見えれば、私は即座に売り飛ばします。
 これらの銘柄は、借金が雪だるま式にふくれあがっている銘柄なのです。リスク管理を、他のフリーCFがプラスの銘柄と同じ基準で考えるべきではありません。もちろん、将来を見越して、意図的にふくれあがらせているのですが、もし、一歩間違えると。
 
 私は、リサフィンテックのリスクを十分に意識して保有しています。現状の安心はしていますが、本当の安心ではありません。

 これらは、初心者が買ってはならない中級者以上向きの銘柄なのです。
 
 雑文で、まとまりがないですね。
 正直なところ、投資法については、常に迷っています。

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コメント

ゆきをん 様
初心者の自分がいろいろ書かせていただき、大変失礼いたしました。成長株(と市場が認識しているものも含まれると思いますが)は、成長が鈍化した(もしくは近視眼的にそう見える)だけで、叩き売られてしまうリスクを感じております。それに気付いて以降、将来に向けて成長を続けた場合に割安かどうかだけでなく、保険として現在の価値としても割安と言えるかどうかも考慮材料としようという試みをいたしております。
現在までのところなかなかその試みは実を結んではおりませんが、少しずつ自分の性格も考慮した上での大損を避けるとともに、ストレスの少ない投資法の確立に向けて頑張っている状況でございます。
今週置き網で欲しい銘柄に指値を入れております。どれかがバーゲンセールに引っかかってくれるといいのですが。

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