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2007.03.31

アセット・マネジャーズ

2回目の投稿です。アセット・マネジャーズについては、頭の中が整理できていない状態で、ずいぶん、投稿もご無沙汰なのですが、今回は簡単に。3.28に、アセット証券が不動産信託受益権を裏付けとする総額133億円の証券化を発表しました。

 ノンリコースローン部分を、社債発行に置き換えただけ、なのですが、その意味するところは大きいと思いました。
 規制強化等による、金融機関の不動産融資の先細り懸念というのは常にあったと思います。アセット・マネジャーズにとって、それは逆風と考えられてきましたが、このスキームにとっては、追い風です。金融機関が渋ることになれば、それだけアセット証券には仕事が舞い込みます。逆風を順風に変えています。
 
 これまで「環境はどうなのだろう」と、気にしてきましたが、意味ないことのように思えてきました。つまり、どのような環境でも、その環境に合わせた商品を開発していけばいいだけ、それができる経営者に投資していけばいいだけ。そういうことですね。

 2.16付拙稿「リサ・パートナーズ」で、やや、アセットにはネガティブなことを書いたとおり、アセット・マネジャーズに対する評価は、私の中で、めまぐるしく強気と弱気が交錯していますので、単なる微志録です。もうすぐ、決算発表ですね。
 
 
     □ これまでの投稿 □

1回目  2006.08.23

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コメント

格付けがあれば金融機関も安心ということですかね?
不動産流動化全般にとっての好材料ですかね?

 アプロシードさん、こんにちわ。
 格付けは、金融機関はともかく、一般投資家に販売するときには、必須ではないでしょうか。美味しいのは、格付けのないメザニン部分かもしれませんが。
 また、金融機関から融資を受けるよりも、アセット証券のほうが、コスト高でしょうから、流動化企業が、このようなスキームに頼らざるを得なくなる状況は、マイナスでしょう。

大変お世話になっております。

アセットと関係のない、持ち株の話で大変恐縮ではございますが、情報企画につきまして、あと少しだけ勉強させていただいてもよろしいでしょうか。現在保有なされていらっしゃらないようですので、同社についてコメントさせていただくのは、これで最後の予定でございます。今回短期投資目的で購入しておりますので、将来性についてそこまでの確信を持って買ってはおりませんが、購入前に保険として一通りは現状と将来性についても検討はいたしております。

雑誌で、新BIS規制に関する記事を目にした際、最初の時点では、これがビジネスに直結するものかどうか疑ってかかりました。そこで、業者を探すことにしたのですが、金融機関関連のシンクタンク系の今般の規制への動向を確認しつつ、有象無象な感がすることを確認し、大きく一人勝ちしているスタンダードな会社や商品が存在していないと判断いたしました。シンプレクスみたいな存在がいないように見えるのは、何故だろうと、調べた感じでは、どうも信用リスク管理については、これまで金融機関の多くが自分達で共同開発してきたのがほとんどのような印象でございます。これまで市場に使い勝手がよい既製品が存在してこなかったのか、外注だと個別対応になり価格が異常に高かったのか、何が理由かはよくわかっておりません。

そこで、ここからは想像ですが、今般の国際決済銀行の新ルールの国内銀行への適用を機に、システムの複雑化とパッケージ化によるメリットとアウトソーシングの流れに乗れれば、これまで内製化で済まされていたニッチ市場の拡大が図られ、看板通りに会社が「標榜」している「金融機関の信用リスク管理分野のリーディングカンパニー」に現実になってくれるのであれば、面白いのかもしれませんが、金融機関の中には引き続き自分たちでシステムを構築するところも多いでしょうから、おそらくそこまで甘くないだろうと思っております。

CTC(計量化)、オービック(担保)、ソラン、三井情報開発(決算書リーディング)といった辺りは、一応購入前に確認してみましたが、金融機関向けという点で特段優位性は存在しないように判断しました。むしろ、情報企画の方がデータ連携を確保する形で金融機関向けを幅広く提供していそうです。市場規模はわかっていませんが、いくらなんでもオンリーワンじゃなくても現状の規模の売り上げならば、伸び率としてはかなり伸びることは間違いないだろう、という思惑もございます。

結論として、そんなこんなで、会社の設立年度、経緯、財務良好の会社であることを条件としてチェックした上で、新BIS規制の恩恵については、企業規模からしても、この分野に特化してきた点からしても、最も業績に与えるインパクトの大きい会社はおそらくこのあたりだろうとあたりをつけた結果、業績が伸びれば上場時の期待度ぐらいの見直しが入るはずという投資判断に至ったわけですが、現在のところ、株価の方は相変わらずBOXの様相で残念ながらぱっとしておりません。

上記の前提の懸念は、引き続き、価格面でつりあわないなど、内製で済ませてしまうところが多く、受注が思うように伸びず、恩恵が少なく、せっかく開発してもビジネスの旨みがなかった場合です。情報系ソフトの開発自体は、規制が複雑化したとはいえ、システムとしてはおそらくそれほどまでには難しいものではなさそうなので、会社への信用と作りこみの段階で金融機関に特化してユーザーフレンドリーなものになっているかどうかと、見込みとして金融機関が共同開発するよりも安いかどうかの価格がポイントだと思いますが、その点は正直自分の目ではわからないので、前期に新商品の実績が出ていることを確認した上で、この会社の商品に優位性が存在していると判断して買いを決断したのですが、どこかこの前提に大きな落とし穴がございますでしょうか。

なお、小生、リスク管理上、レーティングの高い企業につきましては、ポジションを大きく持たないようにするという基本ルールを定めているのですが、今回はこのルールの前提条件の裏を行く動きを期待しているため、少々冒険してしまっております。見直しが入れば認知とレーティングの評価への安心感、話題性からもプロも買い推奨をしやすく、個人も買いやすい状態に企業があるだろうというふうに、レーティングによる評価を裏読みして動いております。やはり、こういう読みに賭ける買い方はよくない結果を招くことが多いことはよくわかっているのですが、財務的に大丈夫そうな会社だったので、つい大きな勝ちを試してみたくなりました。今般、ソフト系への大きな流れに連動しているようだということで、同社が市場ではまだ8割方の有象無象の銘柄という位置づけにとどまってくれているだろうという推測ができ、その点は、見直しの前提条件がまだ生きていそうなので、損益分岐点に到達したときに、ポジションを下げることをやめてみております。

例によって長くなってしまい、大変申し訳ございませんでした。自分でブログを書いてないため、コメントを残させていただく以上はできる限り誤解の生じないようにお伝えしなければと思っていると、なかなか簡潔に書いてお伝えさせていただくのが苦手でございます。小生のコメントは管理人様に読んでいただきたいことを主眼として書かせていただいておりますが、他の読者の皆様にはうっとおしいものであることを理解いたしましたので、お読みになっていただいたら、削除していただいてもまったく構いません。

豊富なご見識から、小生のこの会社への前提条件や評価に対しまして、ご意見が異なる部分などご教示いただけましたら、期待先行の手前味噌なレベルの低い分析を改善していく助けになるものですので、勉強させていただけましたら、幸いでございます。

なお、仮に5月以降今回の新BISのケースが思惑どおりに成功して株価が上昇すれば、現在情報企画に充てている資金につきましては、次は日本版SOX法関連で、もう少し継続的に恩恵を受けそうな企業を狙おうと思いつつ、勉強中ではございます。

IT活用の視点で見ておりますが、ベンダーなのか、ソフト会社なのか、会計なのか、企業の狙いの焦点がまだつけにくい状況です。アメリカでSOX法の関連でビジネスに結びついて業績を大きく伸ばすことに成功しそうな企業群を見つけて絞り込んでイメージをつかみたいところです。自社対応については早々に目処をつけており、あらかじめその商品化を前提として動いてきている企業で何かあればターゲットとしたいというイメージだけは持っております。

毎回のことながら、非常にうっとおしいぐらい長くなってしまいまして大変申し訳ございません、以後控えますので何卒ご容赦願います。

1点書き忘れてしまいましたので、追記させていただけますでしょうか。

上記の前提のもう一つの懸念は、競合他社として情報企画の成長を阻むような競争優位な強豪が既に市場に存在してしまっていることを完全に見落としてしまっている場合と、金融機関が完全に一致団結して共同開発に取り組んだ結果、情報企画のような会社が受注のチャンスから完全に閉め出されてしまっている場合でございます。

ただ、後者の懸念につきましては、同社の前期の実績の伸びから、少なくとも地方金融機関からの締め出しはないと踏んではおります。

 情報企画について、私の認識も、ほぼ同じです。
 懸念の件については、私は知りませんし、知りうる情報も限られているのですが。
 
 仕事上、地銀や信金信組の職員(システム部門ではない)との、若干の付き合いがありますが、前者と後者では、(失礼な言い方ですが)意識レベルに相当の差があると感じます。信金信組の大きな再編淘汰は、避けられないだろうな、と思っています。そのあたりも不透明要因なのですが、当面は、まだまだシステムは売れるだろうと考えています。
 
 ただ、今回は別の視点から書きます。
 
 前文章でもあげられていた東証1部のソランですが、これも同業種の有望株だと思います。ただ、同様に、株価は冴えないですね。
 私は、藤野英人氏の投資信託「鞍馬天狗」を最小単位だけ保有しています。単に、企業訪問を重視している、氏の著書を読んで、応援しようと考えただけなのですが、同信託で、以前は上位10に入っていたソランが、最近は消えています。理由はわかりませんが、それが、プロの視点なのか、と思いました。財務諸表ほか個人投資家が入手できる情報からは、マイナス材料はないのですが。
 
 情報企画については、将来に、ゴリラ企業になる、みたいな大きな可能性が(今のところ)あるわけではありません。買われるとしても、「見直し買い」。しかし、見直し買いというのは、通常は、同業種の大型株に比べて相対的に割安感が見られるときになされるものだと思います。買われるとしても、まず、ソラン。しかし、ソランにしても、東証1部の中では小型株の部類であり、その比較対象となる、大型株の住商情報などが、あるわけです。
 
 情報企画は、確かに業績が好調ですが、業界全体が好調なのであって、情報企画が、他のソフト企業を打ち負かして一人勝ちしているわけではありません。情報企画が、業界の革命児となれば、話は別ですが(可能性がないわけでもないかもしれませんが)、今の状況では、情報企画だけが、株価が突出することは考えにくいと思います。
 もちろん、業界全体が見直されることがあれば、小型株が大型株以上に上昇することもあるかもしれませんが。

 私は、相場の読みが、大の苦手なので、そのへんは、あまり参考にしないでください。
 

ご見解頂戴いただき、誠にありがとうございました。

ご指摘の点、そのとおりと感じております、木と自分の予測に惚れてしまい、森を見忘れてしまいました。正直、シンクロが相当すごいことを確認しました。ここまできれいに不調だと、ご指摘いただきましたとおり、個別株の見直しよりも、業界全体の見直しの有無の方が先になりそうです。また一つ勉強になりました。今後のルールに追加する事項が出来ました。

仰られるとおり、個人には事前にはわかりにくい見えざる手(一部の大口やプロが物色のきっかけを作っていると感じております。)が働いた結果の利益確定による物色離れとなると、どこか1社が決算でいい数字を叩き出したり、大手への見直し買いが入らないと、小規模の事業者まで資金の流れはこなそうですね。

早めに思いが至れば、ポジション減らしていたかもしれません。戦略ミスだったかもしれません。逆に、このまま下げ続けるようであれば、50%ぐらいまで保有率高めようかとも思っておりましたが、弱者である個人は、ひとまず大きな流れには逆らない方がよさそうですので、思いなおし5月まではこのままここは放置することにいたしました。

短期投資目的ゆえ、情報企画がニッチで成長する可能性は、まったく確信がございません。短期目的とはいえ、それなりの保険はかけたつもりではございますが、仮に将来可能性があるとすれば、同社が得意とする情報系の分野は、他の金融ITシステムに比べて、1件辺りの売り上げ規模(利益率も?)が低そうですので、他社の大手はおそらくそれほど興味がわかず、当面本格的には参入してこないことによる空白地帯の独占だろうという点です。

ただ、コンビニと100円や99円ショップとの関係や、ユニクロの成功のイメージを少しだけ重ねての想像に過ぎません。市場規模が見えないので、どこまでの市場規模かはわかっておりません。成長の余地はありそうですが、うーん、顧客の数が決まっているため、小売りほどの爆発力はなさそうです。その分逆に利益率は、小売りより大きいでしょうが。

ばっさりと資金を大型株へ移行させるまでの深刻な状況でもない(下落率の差からそこまでのモチベーションが沸きませんでした。)と判断いたしました。ご指摘のSWIFT手がけている住商あたりが提灯になってくれるのかもしれませんが、逆に株価は全部冬の時代がしばらく続いてしまうのかもしれません。

ご指摘の藤野英人様のシフトの主たる原因が業績への先読みなのか、利益確定なのかはわかりませんが、基本的にプロは皆様利確が早いなあと感心しつつ、小生は逆にパフォーマンスを気にせず、前提条件に変わりがない限りは、待つことができる個人の強みで、もう少し持ち続けてみたいと思います、修行中の身ゆえ、最終的にプラスで終われれば御の字でございます、重ね重ねありがとうございました。

ちなみに、プロの方の次の物色の方向性は、やはり金融機関なのでしょうか。

大手銀行か、投資銀行か、ローテクで不振な金融業界か、どこかで自分にも理解できる保険のかかりそうな銘柄で、未だ割安なものがあれば、どこか購入しておきたいという思いはございます。特に、フィンテックのビジネスモデルのメリデメと増資リスクを理解することができない自分が残念でなりません。

大変お世話になっております。一流の分析力をお持ちになられる方が応援してみたくなるプロの方の視点とはどんなものだろう、という点に興味がとても沸きまして、藤野英人様のファンド簡単に勉強いたしました。

主力の銘柄につきましては、かなり頻繁に入れ替えをなされていらっしゃるように感じまして、順張りの短期投資派の方なのかな、と感じました。(いろいろ商品の種類はあるようですので、一概にそういうわけではないかもしれません。)

順張りの場合、予想と外れた動きをした瞬間にロスカットだと思われますので、ソランは、業績面の懸念というよりは、おそらくかなり厳格なロスカットルール、利益確定の手仕舞いルールで、いったん処分されてしまったのかもしれないと感じました。

そういう意味で、プロのファンド運用者の方は、やはり銘柄に惚れないんだなと感じました。

下げ始めたら、下げている理由など考えることなく、問答無用で、先ずいったん手仕舞いする、理由はその後考える、ある意味確定損失が決まりますので、これもまた枕を高くして眠れる手法なのかもしれない、といった点は見習わなければと思いました。

銘柄とポートフォリオを眺めた感じでは、プロの方の制限なのかもしれないと感じました。

組み入れの説明がつきやすい銘柄、チャートが上向きの銘柄が多いように感じました。運用し続けなければならない、時間の制限がある、といったプロの方の制限から、選択されているように感じました。

先日ご指摘なされた強いところに集中させる手法なのかもしれません。のんびり反発など待たない、順張りで外れた動きをしたら、即ロスカットし、別の上向き銘柄に乗り換えるといった感じなのかもしれません。

自分の視点は、プロの方とはやはりピントがまだまだずれてしまっていることを感じました。

市場は、再び騰落レシオが下がってきて、欲しい銘柄も再び欲しい水準に近づいております。どこまで調整局面が続くのかわかりませんが、落ちてきた銘柄の中で、4月中に上方修正出しそうで、かつ、今期も増益になりそうな銘柄をいくつか拾っておこうかと思っております。

アセットはフージャースと同じで期待が大きすぎで需給が最悪ですね。

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