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2006.09.25

チベットと日本国平和憲法

 チベットは仏教に基づく平和主義で知られる国です。第二次世界大戦前は独立国で、平和主義から中立を守りました。

しかし、戦後、中国が軍事侵略し、制圧。チベットのリーダー、ダライ・ラマ氏は、インドに脱出、亡命政府を作り、今に至っています。(ダライ・ラマ氏は、89年にはノーベル平和賞を受けています。)
 ブラッドピッドの映画でも取り上げられました。

 現在でも、毎年、数千人のチベット人が国境(厳寒のヒマラヤ)を超えて亡命しています。
 チベット亡命政府の発表では、刑務所や強制収容所での中国政府による拷問(冷凍室に無理やり押し込められたあげく、鞭打ちや電圧を帯びた牛追い棒の電気ショックをあびせられる、など)で、死亡したチベット人は、120万人を下らないと言われ、2002年には「中国は、チベット民族の基本的自由を制限し続けている」と米国務省が発表しています。
 さらに、中国西部のイスラム地域では、ウイグル人を始め、独立志向の人たちが、同じような弾圧を受けています。
 中国と仲良くしろと言われます。わざわざ喧嘩する必要もありませんが、民主主義で選ばれたわけでもなく、自国の国民の人権蹂躙をしている共産党政府と、仲良くすることが、それほど、大事なことなのでしょうか。
 
 日本の左翼護憲派の人たちを信用できないのは、こうした共産主義国の人権蹂躙を、意図的に黙殺していることです。平和への訴えに説得力が全くありません。私は、かつての土井たか子の選挙区の住民でしたが、かつて拉致被害者の方がたの集会が予定されていたときに、公的な会館利用でさえ、妨害されたことを知っています。その当時は、労働組合にかり出され、意思に反して左翼側の手伝いをさせられていたのですが、嫌気がさして組合を辞めました。
 
 平和主義を貫く隣国チベットへ侵略し、民族浄化を進める中国。台湾へ武力侵攻すると脅かし続けている中国。こんな国が隣にあるのに、平和憲法を守り続ければ、それで平和が守られるというのは、どういう思考回路でそうなるのでしょうか。
 これまでは、資本主義と共産主義の対立があったので、陣営を守るために、アメリカが日本を守ってくれていました。しかし、東西対立が終わり、その必要性がなくなっています。ブッシュ大統領は親日的ですが、民主党が政権を取ったらどうなるかわかりません。
 私は、平和を守るために、憲法改正の一日も早いことを願います。
 
 方法が違っても、目的が同じなら、話し合いの余地があります。
 目的が違うなら、話し合いでなく、対決しかないのでしょう。
 百歩譲って、憲法改正論者も、護憲派も、平和という目的は同じで、方法論だけが違うはずです。ところが、かつては、改憲を口にしたとたんに、「軍靴の足音が聞こえる。いつか来た道」と、「戦争好きで、戦争したい派」のレッテルが貼られました。
 
 昔は、そのことに腹を立てていましたが、今は、話し合いの余地はなかったのだと、思うようになりました。彼らのほうが、目的が違ったのでしょう。
 

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